メンバーは全員、業界未経験からのスタート。短期間で職人の腕が磨けるという、ネクストライズの環境とは?

メンバーは全員、業界未経験からのスタート。短期間で職人の腕が磨けるという、ネクストライズの環境とは?

大阪府堺市で内装工事業を営む株式会社 Next rise(以下、ネクストライズ)。代表の吾妻さんは16歳から内装仕上工事の職人として働いたのち、23歳でこの会社を立ち上げました。そんな吾妻さんのもとに集まったメンバーは全員、違う仕事からこの業界へ飛び込んできたといいます。未経験でも短期間で職人としての腕を磨ける環境だというネクストライズ。一体どのような環境で日々の仕事に取り組んでいるのでしょうか。今回は、専務の近藤さん、卸売業界から職人へ転身した野田さん、営業兼施工管理を担当する梶原さんの3名にお話を伺います。

近藤 太士
野田 柊羽
梶原 大豪

1年で社員数が2倍に。「Next Rise」はさらなる高みを目指す

ーー 今日はよろしくお願いします。まずは簡単に自己紹介をお願いできますか。

近藤さん:今年(2024年)で入社3年目です。前の仕事を続けるかどうか悩んでいた時に、昔からの友人だった代表の吾妻と職長の前川に声をかけてもらい、ネクストライズに入りました。

野田さん:僕は今年の1月に入社したので、まだ1年目です。以前は物流センターの総合管理として働いていました。でもやりがいをあまり感じられなくて、「この仕事を一生続けていくのかな」と3年ほど悩んでいたんです。そんなときに、たまたま近藤さんからネクストライズの話を聞いて興味を持ちました。いろんなタイミングも重なって、「一緒にできるかも」と思い入社を決めたんです。

梶原さん:僕は入社してまだ3ヶ月ほどです。前職は運送業界で働いていました。ネクストライズのことは前川さんに聞いて知っていましたが、「良さそうな会社だけれどどうしようかな」と悩んでいたんです。しばらく経って今度は吾妻さんと話す機会があり、そこで僕を一人の人間として見てくれているのが伝わってきたのをきっかけに入社を決めました。僕は職人ではなく営業担当として、事業展開に合わせた営業活動を行っていく予定です。

―― みなさん会社のメンバーに誘われて入社されたんですね。この1年以内に入社された方が多いのですか?

近藤さん:そうですね。1年で4人ほど入社しています。人が増えて会社としても次のステップに進んでいこうという意味を込めて、社名を元の「アライズ(A-rise)」から現在の「ネクストライズ(Next Rise)」に変えた経緯があります。

梶原さん:社長はよく、「人とのご縁を大事にする」と言っています。人と人との繋がりで成長(=Rise)していくというのが会社が大事にしている価値観です。

わからないことはすぐに聞く。それができれば成長速度も上がる

―― 実際に働いてみた感想を教えてください。

野田さん:働きやすい環境ですね。僕たちはこれまで上の世代の人から「見て覚えろ」と教えられてきました。でもネクストライズはみんな年齢も近いし、元々仲が良いメンバーが集まっているのもあって、気兼ねなくなんでも質問できる雰囲気がありがたいですね。

近藤さん:そうですね。わからないことがあれば、すぐに聞ける環境が整っています。みんなで「これはなんでなん?」「これがこうなっているからやで」と聞いたり教えたりしながら解決していく感じです。

梶原さん:ただ、同じことを何回も聞くと「前も言ったやん」と言われるときもあります(笑)。

近藤さん:それはそうなりますよね(笑)。でも覚えてもらうために必要なステップだと思うので、わかるまで何回も説明するようにしています。

―― 野田さんは職人として働き始めて間もないですが、今はどんな仕事をしているのですか?

野田さん:壁や天井の下地を組んだり、そこに石膏ボード(以下、ボード)を張ったりする仕事を担当しています。

近藤さん:もしかしたら経験が浅いうちから下地とボードを両方やってもらう現場は少ないかもしれません。でもネクストライズはあえて最初からどちらも担当してもらっています。両方わかっている方が、下地を組むときに「どうすればボードが張りやすいか」など、後の工程を具体的にイメージしながら作業できるようになる。それによって作業の品質も上がると考えているからです。

野田さん:毎回ではないですが、作業をしていると先輩たちから「品質!」とよく言われます。

近藤さん:会社として「お客様ファースト」の姿勢を大切にしていることもあり、品質は常に厳しい目で確認するようにしています。例えば下地なら、動かないのが絶対条件です。僕が「ドン!」と押したときにもし下地の壁が動くようなことがあれば、「これはあかん」と注意してやり直してもらうようにしています。

—— 高いレベルを求められる環境だと、入社してから苦労した経験もあるのではないですか?

野田さん:そうですね、最初はめちゃくちゃ苦戦しました。僕はこの業界を何も知らない状態で入社したので、最初は仕事で使う言葉の意味が全然わからなくて。現場では寸法を「cm(センチメートル)」ではなく「mm(ミリメートル)」で表現するんです。だから「15cm」は「150mm」と表すんですよね。

僕はそれを知らず、計算を間違えてしまったんです。指示されたはずの寸法のボルトを持っていくと、「これは違う」と言われて。作り直して持って行くと、「だから違うよ」と言われて……。何が違うのかわからず、何度も同じミスを繰り返してしまいました。

梶原さん:確かに僕も未経験で入社したので、最初は意味がわからない単語が飛び交っていた印象があります。

野田さん:初めて聞く言葉が当たり前に飛び交っていて、全然意味がわからない。でも当時は「これを聞いたら怒られるんちゃうかな」と思い、なかなか周りに質問できなかったんです。わからないまま作業を進めた結果ミスを重ねてしまい、「なんでこれを知らんねん!」と怒られたこともありました。

近藤さん:最初は仕方ないと思って見ていたのですが、何回も間違いが続くと材料のロスが出るし、現場が進まなくなります。だから「わからないんだったら聞いて。説明するから」と伝えました。

野田さん:聞いたら教えてもらえるとわかってからは、知らない言葉はすぐに聞くようになりました。社長でも専務でも、立場に関係なく誰でも気軽に聞けますし、いつも快く答えてくれるのがありがたいですね。

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