私たちが行っている「内装仕上工事業」は、建物の壁や天井など内部に備わる装飾を仕上げる仕事です。具体的には、壁や天井の下地を組み、そこに石膏ボードを張り、美しい見た目になるように丁寧に施工します。内装が仕上がっていないとコンクリートがむき出しのままなので、人々が快適に過ごせる空間にはなりません。内装を仕上げることで、建物の中で人々が快適に生活できる空間が完成します。
墨出しとは、設計図に基づいて建物の内部に基準となる線や印を描き出す作業です。この作業は、内装仕上工事の基礎となる重要な工程です。設計通りに正確に墨出しを行うことで、壁や天井、床などの位置が明確になり、内装仕上工事全体の品質と効率が向上します。
まず、設計図を詳細に確認し、必要な寸法や位置を把握します。特に、基準となるポイントやラインを見落とさないように注意します。
レーザー墨出し器やトランシットなどの測量機器を準備します。これらの機器を使用することで、正確な水平・垂直の基準線を描き出すことができます。
建物の基準点から、壁、天井、床の位置を示す線や印を描き出します。具体的には、壁の高さ、窓やドアの位置、天井のラインなどを正確にマーキングします。
墨出しが完了したら、再度設計図と照らし合わせて確認します。誤差がある場合は、直ちに修正します。正確な墨出しは、内装仕上工事の品質に直結するため、慎重に行います。
天井や壁の下地を組む作業は、内装仕上工事の中でも特に重要な工程の一つです。下地は、最終的な仕上げ材を取り付けるための土台となる部分であり、その精度や強度が仕上がりの品質に直結します。
使用する材料として、金属製の軽量鉄骨(LGS)や木材(2×4材など)を準備します。また、必要な工具も揃えます。
前段階で行った墨出しの線や印を確認し、下地の位置を正確に把握します。これにより、設計通りの位置に下地を組むことができます。
天井レールの設置:天井の周囲に天井レールを取り付けます。レーザー墨出し器を使用して水平を確認しながら、しっかりと固定します。
天井ジョイントの取り付け:天井レールに対して、天井ジョイントを一定間隔で取り付けます。ジョイントは天井の強度を確保するために重要な役割を果たします。
壁レールの設置:床と天井の墨出しラインに沿って、壁レールを設置します。レールは水平・垂直を確認しながら固定します。
スタッドの取り付け:壁レールの間にスタッドを一定間隔で取り付けます。スタッドは壁の強度と直線性を確保するために重要です。
必要に応じて、電気配線や配管を通すためのスペースを確保し、必要な準備を行います。後から配線・配管を追加するのは難しいため、この段階でしっかりと計画します。
全ての下地が組み終わったら、再度水平・垂直を確認し、必要に応じて調整します。下地の精度が高いほど、仕上がりも美しくなります。
下地に石膏ボードを貼る作業は、内装仕上工事において重要な工程の一つです。石膏ボードは、壁や天井の表面を平滑に仕上げるための素材であり、その仕上がりが内装全体の美しさに大きく影響します。
使用する石膏ボードのサイズや厚さを確認し、必要な枚数を準備します。また、専用のネジや接着剤も用意します。ドリルドライバー、メジャー、カッター、T定規、レベルなどの工具を準備します。
既に組まれた下地の水平・垂直を再度確認し、必要に応じて調整します。下地がしっかりしていないと、石膏ボードの貼り付けに影響が出るためです。
貼り付ける場所の寸法を正確に測り、石膏ボードを必要なサイズにカットします。メジャーとT定規を使用して正確にカットすることが重要です。
石膏ボードを実際に貼り付ける場所に仮置きして、サイズや位置を確認します。必要に応じて再度カットや調整を行います。
石膏ボードを下地に対してビスで固定します。ビスピッチはボードの端から約15cm間隔、中央は30cm間隔で留めます。ドリルドライバーを使用して、ビスを下地にしっかりと打ち込みます。
必要に応じて、接着剤を併用することで、ボードの固定力を高めます。
石膏ボード同士の継ぎ目にはジョイントテープを貼ります。これにより、継ぎ目のひび割れを防ぎます。さらに継ぎ目やネジ頭にパテを埋めて、平滑にします。パテが乾いた後、サンドペーパーで表面を滑らかに仕上げます。
石膏ボード全体の表面を確認し、平滑かつ均一に仕上がっていることを確認します。必要に応じて、再度パテ埋めやサンディングを行います。
このようにして、下地に石膏ボードを貼ることで、内装の仕上げに向けた基礎が完成します。石膏ボードは最終的な塗装やクロス貼りの下地となるため、この工程の精度が内装全体の美しさに直結します。
通勤時間はおおむね30分から1時間半。
出勤時間に合わせて起きます。現場によっては会社の駐車場に集合してから、みんなで車で現場に向かうこともあります。
■ 内装工事の場合、悪天候が作業に影響することはないので、「雨で休みになって収入が減る」といった心配はありません。
現場に集合します。
時間に余裕を持って、出勤時間のだいたい30分前には到着しています。
現場に着いたら、まず朝礼があります。
その日の危険な場所、搬入作業が全員に伝えられます。
その後に職長(現場の進行を管理するリーダー)から当日の作業内容の説明があります。
■ 職人は、職長から伝えられている1週間の短期目標に合わせて持ち場の作業を進めていきます。
各自が割り当てられた持ち場で作業を開始します。天井と壁の骨組みを同時進行で組み立て、石膏ボードを設置していきます。
30分ほど休憩を取ります。体力を消耗する作業なので、しっかりと休息を取ります。
■ 休憩中は、気軽な会話を楽しんだり、休憩室でリラックスしたりして、作業の生産性を高めるために休憩をします。
休憩後は、昼休みまで作業を進めます。
■ 作業中は、静かにもくもくと作業する人もいますが、明るく周りと協力して作業する人もいます。職人によって、作業スタイルはさまざまです。
作業に区切りがついたら、昼休みです。
ご飯はコンビニの弁当や近くのお店まで食べに行きます。
たまに、みんなで近場のお店に行って食べることもあります。
■ 昼休みは、食事を楽しみながら会話をしたり、昼寝をしたり、自由にリラックスして過ごします。午後からの作業に向けて、しっかりと休みます。
午後からも本日の作業目標に向けて集中して作業します。
■ 職人は持ち場の作業の進捗を職長に共有します。「どれぐらい作業が進んでいるか」「仕上がりはきれいで問題なく進んでいるか」といった品質や進捗状況を話し合います。
午後も30分ほど、ひと休みします。
■ 疲れが出てくるころですが、こまめに休憩を取って作業の安全性と集中力を保ちます。
片づけまで、作業を集中して続けます。
■ 作業が終わりに近づくころに、職長から明日の段取りが伝えられます。その内容に基づいて、作業の合間に明日の準備を進めておきます。
各自が持ち場の作業範囲を片付けます。床をほうきで掃いたり、道具を整理します。
残業はときどきありますが、ほとんど定時で帰ることができます。
現地解散後、駐車場まで移動して各自の車に乗り込み、帰宅します。
■ 基本的には自宅から通える範囲の現場なので、そのまま直帰です。
新規学卒(高校)に向けた、職場見学は随時募集しています。
高校生の皆様に当社の職場環境や業務内容を知っていただき、進路選択の参考にしてもらうことを目的としています。
見学希望日:随時
(具体的な日程は、後述の方法でご希望をお知らせください)
応募前職場見学のプログラムは1時間程度を予定しています。
(5分) 会社紹介と自己紹介
(10分)事業内容と業務の説明
(15分)職場見学ツアー(現場状況で内容が変更になる場合があります)
(15分)質疑応答
(15分)実際の業務体験(簡易な業務を体験)
会社紹介と自己紹介:担当者の自己紹介と会社紹介をします。
事業内容の説明:担当者が業務内容を説明します。
職場見学ツアー:実際の職場を見学し、業務の様子を見ていただきます。
質疑応答:参加者からの質問にお答えします。
実際の業務体験:簡易な業務を実際に体験してもらい、仕事の一部を実感してもらいます。
見学希望日は、下記の電話番号にご連絡ください。
担当者より日程調整と当日の集合場所をお知らせいたします。
※高校生の方は先生とご相談の上で、お申し込みをお願いします。
電話番号:080-4822-5563(代表取締役:アヅマ)